ひらいクリニックには白衣はありませんでした
ひらいクリニックでは白衣なしで診療していました。座る椅子は医者も患者さんも同じ椅子です。コーナンで買ってきた背もたれ付きの丸椅子でした。最初は白衣を着てないことにとやかく言う方もいましたが、ほどなく誰も不思議に思わなくなったようです。白衣がなかった理由は、白衣こそ不潔なものだったからです。私服で洗濯しているものの方がよっぽど清潔です。
白衣のない私を見慣れた患者さんは、バイト先に検査を受けに行ってもらってわたしと会うと、笑いだしていました。”先生が白衣来てる!”ってケタケタ笑うんですよ。なので、白衣高血圧もない診療所でした。スタッフの子供が診察室を走って通り抜けて行ったり、赤ちゃんを連れてきたお母さんが、赤ちゃんをそばに置いたまま診察を受けていたり。。。そういう光景は普通の医療機関では見られません。
私が現在、複数の医療機関に勤めていますが、すべて、支給された白衣を着ています。外科医ですが、もうケーシーは着ていません。ケーシー姿が似合ってるという人もいましたが、自分では散髪屋さんにしか思えなかったからです。若い先生方は色付きのオペ着を着ていますが、わたしはそれも好みません。なので、内科の先生が着ていた長い白衣を着ています。
長い白衣は道具屋筋の専門店で買ってきました。いろんな業種の服を売っている店で、ドクターの白衣は2種類だけでした。自前で用意している白衣は一着のみ。緊急時に必要になるからです。あとは、施設が用意したもので、かっこいいもの、おしゃれなもの、普通のもの。たまに、男性用が出てきますけど。。。。
今一番お気に入りは、ミズノの白衣です。動きやすくて、おしゃれです。調べてみたら、ナガイレーベンという白衣の専門の会社も扱っているのですが、ボタンが4つになってました。ミズノのものはボタンが3つです。おしゃれな白衣を着ていると、気分も上がります。