イントラ年次講習はとても楽しかったです
イントラ年次講習はしょっぱなから波乱続きでした。午前中は座学、午後からゲレンデに出て2時間の実技講習の予定だったので、板のレンタルも午後だけにしていました。板は初心者用の柔らかい板しかないよと言われましたが、基礎の講習だと思っていたので、柔らかくて大丈夫ですと言ってました。
ところが、受付前に張り出されたグループ分けでは私は基礎グループではなかったのです。スタッフに基礎だと思っていましたというと、一度基礎の講習を受けていたら、基礎ではなくて応用?の方になるようです。午後からだと思っていた実技は午前の座学を30分ほどに短縮して、すぐに実技を始めるとのことで、慌ててレンタルショップに借りに行って、リフト券も用意しました。
30分の密度の濃い座学は講師のトークがうまくて引き込まれるようでした。そのあとすぐにゲレンデに出て、いきなり上級者用のリフトに向かいました。私は2シーズン全く滑っていなかったし、板もレンタルなので、慣れていない状況です。”どないしよーーー”と思っていたら、案の定、最初の急斜面で転倒して、お尻で滑落してしまいました。
でも、講師が無理しなくていいと言ってくれたので、出来る範囲でついていきました。周りもインストラクターですが、自分が習うことに必死です。私も邪魔しない程度に、おとなしく滑るようにしていました。2時間だったはずの実技は3時間に増えて休憩なしのぶっとうし。だんだん、いつものようにレッスンを受けていると勘違いしだしたほどです。
最後に再び、上級者用のリフトに向かうときには、スケーティングが出来なくて、板を外してリフトに向かいました。講師は途中棄権してもいいと言ってくれましたが、こうなったら意地でもついていこうって。でも、肺が裂けるかって思ったぐらい大変でした。後で聞いたのですが、標高1500mだったので、酸素も薄かったそうです。
上級者のリフトを下りたら、皆さん待っていてくれました。そこに、基礎のチームが合流して、基礎チームは昼ご飯を食べたし、Bチームはもう終了したと聞いたのです。”うっそーーー”って思う間もなく、”一番羨ましがっているのは平井さんでしょう”と講師に的をつかれ、ずっこけてしまいました。
最後までついて行けたのは、自分の自信にもつながったし、何と言っても、その日に一緒に滑ったイントラの方々と、素敵な講師との出会いに感謝しました。後で知ったのですが、講師は私のスノーボードの師匠の大先輩だそうです。どおりで後姿がそっくりだったわけです。