機能性低血糖症に係る国の取り組みを求める意見書
機能性低血糖症に係る国の取り組みを求める意見書が2011年に東村山市から国に出されていたことを知りました。たまたま、反応性低血糖症に関してディスカッションができる先生が関東に見つかり、メールのやり取りを始めたところでした。忘れかけていた、東京のクリニックを探すのに、久しぶりに低血糖症で検索していました。
いいことをしているところもあるんだと思ったのですが、機能性低血糖症としていることは間違いで、国際的には特発性低血糖症です。無反応性低血糖症というのも東京のマリアクリニックがそういう定義をしているからだと思います。実際には無反応ではなくて、反応が見えにくいだけなのです。まして、厚労省は自発性低血糖症としているので、このままで出しても気が付いてくれないと思いますね。
それに、ここにもまた大きな間違いがあり、5時間の糖負荷試験をしないとわからない危険なことを言っています。2011年ならCGM(持続性血糖測定装置)がまだ日本に入ってない段階だったと思うので、仕方なかったのかもしれませんが、私は当時でも2時間程度で糖負荷試験は終了させて、その後の反応は、予測で出していました。発作を起こしたら、後が大変なのは、経験者しかわかりません。当時でも、アメリカに行けばCGMは受けられたと思います。私も行こうとしましたが、保険医療制度の違いなどから断念しましたから。
その後、この意見書がどうなったのかは知りません。でも、相変わらず、低血糖症は医者の間で全く知られていませんから、何も変わってないんでしょうね。医者の間で知識を広めようと思えば、それに効く薬が出来て、製薬会社がその薬の宣伝で全国を動き回らなければなりません。既存の薬で効くものがあるのですから、動くべきは製薬会社ですが、対象患者数が少ないからと、動かないのが実態です。それが、オプジーボを販売している会社です。肺がんに使われるようになって薬価も急に下げられたので、知っておられる方も多いかもしれません。今になって、オプチーボの説明サイトから肺がんが消えているのはなぜなのでしょうね。。。わたしは、製薬会社との接触を断っていますので、詳しいことは知りません。