コロナの影響は意外と早く出てきています
私のところに来ていた仕事の話が、新型コロナの影響で、銀行融資が下りなくなって、場所探しもできなくなり話が流れてしまいましたと連絡が来たからです。そのことを、別の紹介会社の人に伝えると、そんなに早く影響が出ていますかとびっくりされ、彼の方の仕事の話を早く進めますと連絡してくれました。
銀行融資の件も本当かどうか、怪しいものです。銀行の便乗かもしれないし、現状でのコロナ対策に振り回されて、新規事業の立ち上げに対しての気力がなくなったのかもしれません。どちらにしても、自然の流れに逆らうことはできませんので、いい話を待つしかないのです。現場ではコロナ対策で医者も不足していると思います。私は現在休業中ですが、体力は回復しているので、休んでいていいのかなあと思います。しかし、勝手に医療現場に出ていくこともできませんから、来てくれと言われるのを待つしかないのです。
昔、同じようなことがありました。外科の現場を追われたときに、一人前の外科医が手術もしないでこんなことしていていいのかと思いながら、心斎橋の繁華街を歩いていたことがあるのです。その後も、手術ができるのに内科で雇われて、外科的なことをさせてもらえないこともありました。その一方で、皮膚科で雇われたのに、外科的な処置をさせられていたこともありました。どっちをやるかは、給料が見合ってるかどうかも関わりますが、私は給料の話は置いといて、出来るんだからやらせてくれと思っていました。
外科は募集が極端に少ないので、内科で応募することが多いです。でも、ある大きな医療法人の面接に内科で行ったときに、”挿管は出来ますか、気管切開はできますか、救急対応はできますか、CV挿入は出来ますか”など、矢継ぎ早に聞かれ、そのすべてにできますと答えてしまったことがあります。その時、言いましたよ。”すべてできますが、何もできない医者と同じ時給であれば、何もしないです。”そしたら、持ち帰って検討しますと言った後で、断ってきました。はあっ?って感じでした。給料の値上げを求めたわけでは無かったからです。
医者の世界はよくわかりません。私はもともと会社経営していた家庭で育ったし、今までの友人も、医療関係じゃない人がほとんどだからでしょうか?同じような医者がいることも最近知ったのですが、彼はアメリカで研究していたのにそのキャリアを捨てて、大阪に来た人です。東京の医者が単身赴任で来ていると思っていたら、アメリカから直接単身赴任してきたのですからびっくりです。とっても気が合うので、今後もお付き合いをさせていただきたいと思う数少ない医者です。。。。