高学歴の人はピアノを習っていた割合が高いそうです
高学歴の人は子供のころにピアノを習っていた割合が高かったとニュースで見たことがあります。そういえば、私もピアノを習わされていたのですが、やりたくて習っていたわけではなかったせいか、上達はしませんでした。家の応接室にはピアノが置いてあり、当時の典型的な中流家庭だったと思います。でも、応接室は寒くて、そこで練習した記憶はありません。
私の妹は、ピアノを習いに行ったはずなのに、教室に行かずに遊んでいたため、親から叱られていました。私は、さぼることは無かったのですが、何度か先生を変えてもらった記憶があります。先生が変わるたびに赤のバイエルから始まり、黄色のバイエルに行く前に別の先生に変わっていたので、結局、赤のバイエルから卒業できることは無く、親もピアノをさせることを断念したようです。
書道も行った記憶はありますが、1-2回で辞めてしまったようです。そろばんは行った記憶すらありません。塾も入ったのですが、2回程度行っただけで、のし付けて返されました。先生の解答方法にいちゃもんを付けていたそうです。それで、この子はうちでは手に負えないと言われたそうです。
わたしは、子供のころから人に何かを習うというのが苦手だったようです。それでも、医師免許を取り、大学院まで行き博士号も取り、五十代後半で2つ目の国家資格である労働衛生コンサルタントを取ったのですから、間違っていなかったのだと思います。ただ、今でも子供のころにピアノを習っていたことは人に話をすることがありません。だって、赤のバイエルしか知らないのですから、恥ずかしくて言えないのです。