夏季休診のお知らせ
Posted on: 火曜日, 8月 7th, 2018 in: クリニックより8月14日(火)・8月16日(木)は休診とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、ご了承の程よろしくお願いいたします。
8月14日(火)・8月16日(木)は休診とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、ご了承の程よろしくお願いいたします。
医学部が女性の合格者を減らすように操作していたという話については、コメントする気はなかったのですが、いろんな人に聞かれるので、コメントしておこうと思いました。女医が結婚などで医者の仕事をセーブするかどうかが問題なのだと思います。
私の同期は30人ぐらいいましたが、20年目の同窓会のとき引退したのは一人で、ほかはバリバリに働いていたのでびっくりしました。私の世代では医者と結婚した女医が多かったのですが、多くは男性が研究などをして女性が生活を支えていました。
大学では男性たちは研究を続けたかったら女医と結婚するのがいいといってました。それぐらい、女医は稼ぎを当てにされていました。若い女医たちは医者とは結婚せず、一般の方と結婚して男性が家事と育児をしているケースもよく聞きました。
男性の放射線技師がアルバイトしかしてないので、なぜか聞いたら、女医と結婚したので自分が家事と育児をしていると自信を持って話していたのも印象的でした。時代が変わったんだなあと思いました。
医学部を受験するときに医者になってからどうするのかなど考えていませんでした。医者になってからも、普通に結婚して子供を作ると思っていましたが、子供が出来ても医者を辞めることなど考えたこともありません。
医者一人作るのに税金が何千万も投入されていると聞きます。なので、医者として働き続けることは当たり前のことだと聞かされてきました。女医が子供を生んだらまともに働けないだろうと思っているのは男性の医者たちのほうで、そうなる前に基礎に追いやったり勤務をはずしたりしていました。
男性だからちゃんとやれるのかというとそうではありません。私の後輩は手術を教えて一人前に育てても、技術を捨てて内科になったり小児科になったりしてました。いくら育ててもすぐ逃げてしまうなら、教える必要はないと思ったぐらいです。
日本の医療の世界はびっくりするぐらい男尊女卑が残っています。それが当たり前だと思っているから、女性の合格者を減らすなんてことが当たり前に行われていたんだと思います。その辺を根本から変えないといつまでたっても同じことが繰り返されると思います。
クリニックの周辺は、この2年ぐらいでビルの取り壊しとビジネスホテルの建築が頻繁に行われています。こんなにたくさんのビジネスホテルが必要なのかなって思います。
アメリカでは、民泊の普及でビジネスホテルの需要が減り、その空き部屋を使ってマンションのように月極めで貸すようなビジネスが出てきたそうです。
マンションの家賃が32万円、ビジネスホテルだと18万円で朝食付き。。。。日本はどうなるだろうと考えたら、ビジネスホテルのオーナーがもともとマンション経営の会社だったりするので、ワンルームマンションに変更できるように立てているのかなあと思います。
ワンルームマンションの需要も減ったらどうするのかなと考えたら、サ高住というサービス付高齢者住宅にするんだろうなって思いつきました。
高齢者社会になっていく日本では、その方法が一番確実かなって思ったのです。
受付嬢が先月末で退職されたので、本日より受付は常駐しません。来院されたら、チャイムを鳴らしてお待ちください。処置中の場合、すぐに出られませんので、お待ちいただくことになります。
10年以上前から、会社などの企業では受付は電話が置いてあるだけになっています。内線で訪問したことを伝えたら人がでてくるというシステムです。クリニックもそれでいいのじゃないかと思うようになりました。
思い出したのは、高齢の産婦人科の女医の医院でした。古い木造の受付で”すいません”と声をかけたら、奥から女性が出てきました。診察室は白いカーテンの向こうで窓が開いているようで、気持ちいい風が入ってきていました。
そんな環境の中で古い内診台に上がって内診してもらいました。内診ってすごく嫌なことなのに、嫌な気分にもならなかったことを思い出しています。そこは、高齢になったご姉妹がされているようでした。
クリニックもそんな感じがいいんじゃないかって思います。多くの医療機関は待たせることが当たり前で、そのために待合にいすがたくさん並べられています。そんな今の常識が嫌で完全予約制にして待たせない医療をしてきました。
今後も待たせない医療はしていくつもりですが、外科なので処置中はすぐに対応が出来ません。といっても、5分もかからないと思うので、静かに待っていていただければと思います。