喘息の重積発作はやはり手ごわいです
喘息の重責発作は昔から苦労してましたが、相変わらず手ごわいと実感しました。思いつくありとあらゆる方法を使っても軽減はしても完全によくならず、最後は人工呼吸器しかないなあと思いました。簡易型の人工呼吸器も出来ているので、使い方をマスターしておかないとならないなと思いました。
喘息発作は体力を消耗するので早く治めないとなりません。しかし、気管支拡張剤の血中濃度が上限を超えていれば、もはや薬に頼ることも出来ません。心拍数を130以下にすることが望まれますが、そのためにボスミンと言う薬まで使うようです。心臓が止まったときに心臓内へ注射したりする薬です。
がんの疼痛を取る薬もありますし、いろんな症状を軽減する薬が出てきましたが、呼吸困難というものを軽減する薬はほとんどありません。苦痛を取るには寝てもらうしかないのが現状です。寝ると言っても薬で無理やり眠らせるわけで、それが最善とも思いません。
医者になって30年以上たってもまだまだ解決できないことがたくさんあります。