甲状腺が苦手な医者が多いようです
甲状腺機能に関してはTSHの微妙な動きで投薬が必要かどうかを判断します。ところが末梢の甲状腺ホルモンの値に左右されて、TSHでの判断が出来ていないことが多いように思います。
TSHが正常範囲から少し出ただけで、慌てて紹介してくる場合もありますが、施設往診していると前任の先生が甲状腺のくすりが必要かどうかの判断をしていないことも多くあります。
甲状腺機能低下症は治らないものだと思っていましたが、意外と治っている方も見られます。バセドウ病は治ることがあるので、レセプター抗体で判断します。
機能低下症が治ったかどうかを判断できる検査はないのですが、薬を中止して甲状腺機能を見ていけば判断できると思います。
どちらにせよ、薬がいらなくなっているに継続して投薬することはよくないと思うので、見直してほしいものです。