低血糖患者は生命維持装置が壊れていたんです
どうしても、理解できなかったことが、低血糖症の人は腸管グルカゴンが亢進しているという報告でした。1973年のものです。グルカゴンはすい臓から出るのに、腸管からも出るなら、人にとって重要なホルモンだということです。
私の考えでは、低血糖の人は膵グルカゴンが減っているはずなので、腸管から出たら意味ないと思ったのです。ところが、検査会社からの報告で、腸管グルカゴンは血糖値をあげるほど出ないと。
ということは、低血糖の患者の腸管グルカゴンが増えているということは、膵グルカゴンが減っている証拠になります。なぜ、膵グルカゴンを測定してくれなかったのかって思います。
膵グルカゴンは、最近になってやっとちゃんと測定が出来るようになったそうです。インスリンも、測定できるようになって研究が進みました。なので、これから進んでいくんでしょうね。