高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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インスリン抵抗性の新しい指標

Posted on: 火曜日, 3月 7th, 2017 in: クリニックより

インスリン抵抗性の新しい指標として日本の大学からの提案が海外の有名な雑誌に採用されたようです。Cペプタイドから予測するもので、うちでも採用しようと思います。

糖負荷試験で、一般的に測られるのがインスリン値なのですが、採血条件によっては低く出てしまうので、不安定な値です。Cペプタイドのほうが安定しているので、変える方が良いと思っています。

ただ、いろんな指標がインスリン値で出されているため、Cペプタイド単独で測定するのは無理がありました。そこで、Cペプチド値からインスリン値を推測できないか、両方を測定してみています。

イメージ的には10倍すればいいのかなと思うようになりました。まだ、件数が少ないので、結論は出せないのですが、指標がCペプタイドに変われば、インスリンの測定をやめることが出来るのです。

糖尿病予備軍の間から心臓の血管は弱ってるそうです

Posted on: 月曜日, 3月 6th, 2017 in: クリニックより

糖尿病予備軍であっても、糖尿病の方と同じように心臓の血管が悪くなっているという報告がありました。それは、だいぶ前から言われているのになぜいまだにニュースになるのか不思議です。

糖尿病予備軍とは糖負荷試験の2時間値が140から200の間の人だそうです。ということは、糖負荷試験を受けてもらわないと予備軍かどうかもわからないわけです。

ところが、糖負荷試験はやる施設が減ったために、検査会社がグラフにするサービスを辞めてしまっているのです。それぐらい、すたれてしまっているのに、どこで受ければいいというのでしょうか?

この報告は循環器内科からの報告です。実際に心臓が悪くなった人を見ているから、予備軍でもだめだというのですが、糖尿病専門医はあまり関心がない分野です。だって糖尿病が多すぎるから。

低線量CTの肺がん検診で肺がんが出来るそうです

Posted on: 日曜日, 3月 5th, 2017 in: クリニックより

最近、線量が少なくてすむCTがあるのですが、それを使って肺がん検診した場合にCTによる被爆が原因で肺がんが出来る確立が、108人に1人の確立だそうです。

この論文では、被爆による発ガンのリスクは低いとはいえないが肺がんの死亡率低減に貢献しているからいいというような結論になっていました。

でも、そうなのかなって思います。CTを受けていなかったら肺がんになっていなかった人が一人でもいるなら、それは不幸な話だと思います。

確立とか統計では社会全体にいい影響があれば、個人の不幸は無視されるのです。この論文を書いた人は肺がんスクリーニングで定期的にCTを受けているのか聞いてみたいものです。

心臓って、すごいなあって思います

Posted on: 土曜日, 3月 4th, 2017 in: クリニックより

心エコーの勉強をしていると、心臓の動きをリアルに画像にしている教材を見つけました。もともと、心臓の模型を見ていて、血液が入る入り口と出て行く出口が隣接していることに驚いていました。

単純に考えると、入り口と出口は一直線上に並んでいると思います。入ってきたところと同じ方向に出口があると流れを一旦止めて、逆方向に動かすので、大変だと思います。

どうしてこんな形になったのか、考えていますが、いまいち思い当たりません。多分、効率がいいんだと思います。いろんな臓器が、その形になったのにはわけがあるんだと思います。

誰でも同じ形の心臓を持っていることも、不思議ですね。人によっては100年も動き続けていることも不思議に感じます。

腕の痺れがなかなか良くなりません

Posted on: 金曜日, 3月 3rd, 2017 in: クリニックより

頚椎椎間板ヘルニアで肩から腕にかけて、痺れと痛みがあります。日によってましになりますが、午後にかけてひどくなってくる日もあります。

柔道整復師に見てもらっていますが、波があるようです。カイロの先生にも診てもらっていますが、なかなか良くなりません。

鎮痛剤は飲んでいなかったのですが、気温が低くなると痛むようなので、薬も飲むようになりました。薬で一旦痛みが和らぐとその後は少しましになります。

夜にはシップを張っていますが、シップで肩が凝るようなので、早めにはがした方が良いのかもしれません。多分、春になったら治るんだと思います。

社会的地位が低いと寿命が2年短いそうです

Posted on: 木曜日, 3月 2nd, 2017 in: クリニックより

社会的地位が低いと平均余命が2年短くなるとスイスの大学が報告しています。酒、たばこ、糖尿病が多いからだそうです。なんとなく、想像できますね。

施設に入ったかどうかも関係すると思います。施設に入って管理された生活になったら長生きすると思います。自宅でひとり暮らしになると、好き勝手に出来るので寿命も短くなるのかなと思います。

寿命とかかわる因子を調べた報告は良く見ますが、一人ひとりに置き換えると、あまり関係ないと思います。身近な人が病気になったり亡くなられたりした時、統計ではないなって思います。

長く生きることを考えることより、毎日が健康で楽しくなるように生きていたいですね。

睡眠薬が肺炎の原因になっているかも

Posted on: 水曜日, 3月 1st, 2017 in: クリニックより

繰り返す肺炎の原因として、睡眠薬があるそうです。確かに、高齢者は誤嚥性の肺炎になりやすいですが、夜間に寝てる間に悪化している感じです。

ほとんどの高齢者は睡眠薬を飲んでいるし、飲みたがるので、それに原因があっても仕方ないのかもしれません。でも、睡眠薬を飲まないと眠れないこともおかしいかもしれません。

確かに、自宅ではなくて、病院や施設にいるとゆっくり眠れないのかもしれないのですが、睡眠薬に頼らなくても眠れるように出来ないのでしょうか?

私は、睡眠薬は飲まないので、よくわかりませんが。。。。少なくても、肺炎を繰り返す高齢者には睡眠薬を再検討すべきでしょうね。