前糖尿病の状態を見つけるのにHbA1cも空腹時血糖も意味がないと報告
前糖尿病の状態を見つけるのにHbA1cも空腹時血糖も意味がないと報告されました。イギリスからの報告です。日本では特定検診で、前糖尿病の状態を探していますが、意味ないとわかったのです。
前糖尿病とは将来2型糖尿病になるリスクが高い人のことです。リスクが高い人を早めに見つけて、食生活の指導をすることで、糖尿病になってしまうことを阻止しようとするものです。
ところが、イギリスの基準で、ピックアップした人に耐糖能の評価をしたら、半数近くが正常だったというのです。糖尿病になりにくい人に生活指導をしていたということになります。
糖尿病になりやすいかどうかは、糖負荷試験をするしかないとずっと主張してきたのですが、それがあってたということになりますね。一回の採血で済まそうとするから、間違いが起きるのですよ。