足をすくっても命が救えないこと
高齢の方で、足の血流が悪くなる方があります。ある日突然、色が悪くなり真っ黒のミイラのような指になってしまうのです。早めに気づいたら血管を広げる点滴をして足は救うことができます。
ところが、血管が開くと足の血流はよくなっても、血管内脱水になり脈が速くなります。その結果、心臓に負担をかけて命を落としてしまうこともあります。
手足の色が悪くなるのは、動脈硬化が進んでいるためですが、血流が悪くなりだす時期にも意味があるんだと思います。体の中心部を守るために、手足の血液を中心に集めるんでしょう。
手足がミイラ化した方は逆に長生きされていることも見ますので、足の血流を増やして足を守ることが本当にいいことかどうか疑問に感じます。でも、結果的に分かるだけなんですけどね。。