医者は金持ちだという誤解
私が学生の頃、かかっていた開業医の先生が話していました。”むかしは3人診たら生活できたけど、今はそういうわけにいかない”先生は医学部の学生だった私に医者はあまり良い職業じゃないと話していました。
それから長い時間が経って、ある開業医の先生の言葉が伝わってきました。”20人診て、やっとみんなの給料が確保できるだけだ”彼は20陣以上診ないと自分の取り分がないとぼやいていたようです。
昔は1割負担でしたが、今は3割負担、支払いが増えたといっても再診なら何百円の世界です。それだけしか支払っていないのに、何故医者は金持ちだと思うのでしょうか?
勤務医も、多くは年俸制なのでボーナスもなければ、退職金もありません。年俸制で有名なのは野球選手ですが、彼らは5年契約で何億円と聞きます。医者は1年契約でせいぜい2000万円、1年後の契約更新は約束されていません。
金持ちだと言われる理由の一つに車があると思います。外車に乗っている医者が多いのです。でも、理由があるんです。事故をしたとき人へのダメージが最小限になるのが一部の外車です。
医者は、動けなくなったら収入が全くなくなるんです。だから、事故に遭っても怪我をしないようにしないとなりません。だって、一円も入ってこなくなるんですもの。そのために、高級車に乗っているんだと思います。