C型肝炎の勉強をしてきました
C型肝炎はインターフェロンが出来てから、治るかもしれない病気になりました。ところが、インターフェロンは効果がない人も多く、使えても3割程度しかよくならなかったのです。
おまけに、自殺してしまうなどの副作用もあり、導入時は入院が必要でした。落ち着いたら開業医でも投与をしていたのですが、気の長い治療でした。
その後、新しい薬が出て、どんどん治療も変わってきて、去年革命的な薬が出たので、ほとんどの人が治る時代になりました。ところが、ここでも問題が出ています。
5%程度の効果が出ない人はウイルスが突然変異してしまって、薬が効かなくなるんです。抗生物質に耐性菌がいるようにウイルスでも同じことが起きています。
C型肝炎は放置すれば必ず肝硬変や肝臓がんになるので、ちゃんと治療しないとなりません。肝炎が治っても、肝臓がんの発生は消えないかもしれないというのが今の不安材料です。