インスリンの量の決定のために
自分のインスリンが枯渇している人は1日4回もインスリンを打たないとなりません。食事前に毎回打つことと、寝る前に基礎インスリンを打ちます。
食事前のインスリンは3回とも同じ量には出来ません。でも、一般的には同じ量で指導されているようで内へ転院してこられた方を見てびっくりしています。
人によって食べる量も食べる内容も違います。なので、人によって3回ともインスリンの量を変えないとならないのです。朝食後が血糖値が上がりやすく夕食後は上がりにくい人もいます。その逆もあります。
クリニックでは、いただいた血糖値の値をグラフにプロットして患者さんと相談しながら量を決めていきます。患者さん自身が微妙な量の変更もしなくてはならないからです。
こういった相談の場合とても時間がかかります。でも、それをしないから、無自覚性低血糖なんて起こしてしまうのです。うちの患者さんではありえない話です。