糖尿病の人は徹底的にLDLを下げる
アメリカの糖尿病ガイドラインでは、糖尿病の人はLDLの値にかかわりなくスタチンを投与してLDLを徹底的に下げるように書かれているそうです。
理由は、糖尿病の人は血管障害を起こして、目や腎臓、心臓などを悪くするしやすいのですが、その原因がLDLコレステロールだからです。高血糖が悪さをしているのではないとわかっているそうです。
糖尿病を持っていて、心臓の病気をした人に糖尿病を徹底してコントロールをしても心臓死が減らないということは循環器の先生が嘆いていたので知っていましたが、アメリカではすでに理由がわかっていたようです。
日本でも心臓内科の現場や脳神経外科の現場ではスタチンを使って徹底的にLDLを下げています。下げれば下げただけいいと言います。それほど、LDLって悪玉だったのですね。
糖尿病があるというだけで、心筋梗塞を起こしたことがある人と同じ扱いになるわけで、爆弾を抱えている状況なのです。糖尿病と言わずに心臓爆弾病って言ったほうがいいんじゃないでしょうか?