夢で終わらせる夢もあっていいと思います
医者になった頃に、赤いハイヒールがあこがれでした。心斎橋の靴屋さんのショーウインドウに飾ってある赤いハイヒールを見ては、買えるようになるのを夢見ていました。
ところが、そんな話をしていると一緒にぶらぶらしていた友人に ”買えるやん、買ったら?”と言われて、その場で買ってしまったのです。そのときは、うれしかったのですが、家に帰ってからなんか悲しくなってしまいました。
結局、そのハイヒールは一度も履いて出ることは無く、いつの間にかどこかに行ってしまいました。友人というのは、当時の彼氏でしたが、彼には私の夢の意味がわからなかったのでしょうね。
夢のままで置いておくものも必要なのです。わたしのパンとケーキの店をやりたいという夢は、夢のままで置いておくものかもしれません。うちの店で昼間にやってくれてもいいよなどと、実現可能な話はいくつか入ってきていますから。
実現しようとしないのは、夢で置いておきたいからだと思います。