病院が変わると意外なことがわかります
小さい病院でも薬が豊富にありました。新薬もたくさんあったし、みんな知識も持っていました。ところが、病院が変わるとまったく知られていない事がわかりました。
確かに、循環器専門病院だったということなので、循環器以外のことは知られていないのだろうと思ったのですが、意外と循環器の医者しか使わないだろうと思っていた薬も使われていなかったのです。
たまたま、肝硬変の腹水で使った経験があったので、いい薬だと知っていましたが、副作用などから使いにくいと思われていたのかもしれません。
新薬の発売当初は、何かと小うるさいことを聞かされます。製薬会社は使ってみてほしいはずなのに、小うるさいことを言わないとならない様になっているのでしょう。
私は、新薬でもいいと思ったら躊躇せずに使います。注意点だけ守って、患者さんにしっかり伝えたら問題ないからです。その代わり、理解力が悪い人には出しません。
効果が出るだろうと思っても、本人が理解できないようなら意味がないからです。