肝臓を守るアルコールの飲み方
肝臓を守るアルコールの飲み方があると思います。毎日、日本酒1合を飲んでいて長寿を全うされた方がいらっしゃいます。1合は血流を良くして体に良いと言うことはだいぶ前から言われるようになっています。
休肝日を週に1日もうける方が良いと言いますが、根拠はあるのでしょうか?どのくらいアルコールを飲むと肝硬変になるのかよくわかっていないと思います。
アルコール性の肝硬変になった方に話を聞くと、休みの日しか飲んでいなかったと言います。ただし、休みの日は一日中飲んでいたようで、量も日本酒にすると1升だと思います。
アルコールと言っても、何を飲んだかも関係すると思います。精度の良いものなら肝臓に負担も少ないのかもしれません。アルコール性の肝炎になっていた方がいます。3年前からだんだん悪くなっていました。
こういった場合は1ヶ月、アルコールを禁止するとすっかり収まります。ビールを毎日たくさん飲んでいたようで、尿酸値まで上がっていました。大腸にポリープも出来て、危うく大腸癌になるところでした。
ところが、ビールを止めてもらうと、尿酸値は下がり、LDLコレステロールも下がり、肝機能も良くなってきて、大腸ポリープを取って大腸癌の心配もなくなりました。最後に糖尿病だけ残りましたが、薬で何とかなります。
たくさん飲むのがいけないんだと思いますが、たばこの弊害のように、量の目安はありません。アルコールに種類があるから難しいことと、各個人のアルコールの代謝能力の違いも関係するから難しいでしょう。
言えることは、定期的に検査を受けて、GOTが上がってきていれば、治療をしていれば肝硬変まで行かないのかもしれません。肝硬変になってしまったら、腹水がたまってきて、食道静脈瘤が出来て、吐血したら最後ですからね。。。