自然治癒力ってすごいですね
2週間ほど前に親指を切ってしまいました。冬瓜の皮をむくときに手を滑らせてしまったのです。かなり出血して、縫わないと無理かもしれないと思いましたが、かなり長い時間圧迫して出血を止めて、スキンクロージャーのテープで止めて何とかしました。
かなり深かったので、1週間はそのまま触らずにいようと思っていたのですが、爪が伸びてきて、テープが締まってしまって痛みが出てきたので、2日目にそっとはがして張り替えました。そのとき、何とか出血は止まっているのを確認したのですが、傷の深さも確認しました。
治るのに時間がかかるだろうなと思っていると2週間ほどで、表面の皮膚が浮いてきだして、それを取っていくと新しい柔らかい皮膚で覆われていました。柔らかい皮膚なので、まだ当たると痛いんですが、たった2週間であんなに深い傷が治るなんて、人間の体はすごいなあと思いました。
今回、流水で洗い流すだけで消毒も一切していません。抗生物質もおなかの調子が悪くなるので飲みませんでした。それでも、自分の免疫力と自然治癒力で治るんだからすごいです。かといって、患者さんには念のため抗生物質を渡しています。
飲むか飲まないかは本人の判断で良いのですが、飲まずに悪化した場合は自己責任になります。私の場合、自己責任で飲まずに治してみたって感じです。人の体は1年で入れ替わるので、どんな病気でも1年で治るんじゃないかと言ってる方がいるそうです。
人間の体は、日々修復しながら再生されていますので、修復がうまくいけば治るのかもしれません。でも、修復できる場所ばかりではないので、一度失った機能が戻らない部位もあります。普段は気づきませんが繊細な部分は日々がんばってくれています。
知らず知らずに働いている体のいろんな機能を知ってもらいたいと思います。何かの症状は、何らかのアラームかもしれません。何からのアラームかを探すのは難しいかもしれないけど、必ず原因はあるんだと思います。