入院生活を楽しんでいただけているようです
入院なんて誰でも嫌です。でも、入院生活を楽しんでくださっていると報告がありました。楽しんで治療を受けるなんて最高ですよね。選択肢はいくつかあったのですが、医者と合うかどうかで判断して紹介したのがよかったのかもしれません。
普段、入院患者さんと接していて、廊下を通るだけで手を振ってくれる患者さんもいて、私は楽しんでいます。認知があって、じっとしていないから詰所に連れてこられている糖尿病の患者さんに、こっそりあめ玉をあげたりします。
糖尿病だから、小さいので我慢しようねって話します。入院中は刺激も少ないし、楽しみもありません。唯一の楽しみが食事なのに、病院食っておいしくないものです。そんな中で小さな幸せがあれば良いなって思います。
回診中に、ミントのタブレットをケースごとあげたこともあります。のどがいがいがするとトローチばかりなめていたからです。こういったものをなめるといいよと言いながら見せてそのままあげちゃったんですよ。
食欲がなくて、甘いジュースは余計に後がよくないという患者さんに、ミントのキャンディーを渡すと、ミントは良いねって口にされました。ミントがよければと数個渡したら、ポケットにしまい込んでいました。
毎日同じことの繰り返しですが、些細な出来事が楽しくて仕方ないですね。