高血糖と低血糖のひらいクリニック

アクセス
内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

がん治療と感染症治療に共通点がありました

がん治療と感染症治療は全く違うものだと思いがちですが、実は同じことがあったんです。両方とも血糖値が高い状態がよくなかったのです。がん治療をしている友人は、徹底して糖質制限をさせています。

PETの原理から考えると当たり前のことなのです。PET検査はがん細胞が糖分をよく消費することを応用して作られました。ならば、がん細胞に糖分を与えなければいいと言うことになります。

同じことが感染症治療でも当てはまりました。カテーテル熱というものは現場によく知られているものです。高カロリー輸液をする為に入れたカテーテルにばい菌がつくとカテーテル熱というものが出るので、その際は入れ替えをしないと行けないのです。

単に入れ替えをするのではなくて、一旦末梢の点滴に切り替えます。それで熱が下がれば、カテーテル熱だったと言うことになり、再挿入するわけです。カテーテルを抜くときに先端培養に出すのですが、そこから菌が出てくることもあるので、びっくりします。

でも、カテーテルの方に問題があるのでしょうか?末梢の点滴に帰ると熱が下がるのであれば、カテーテルはそのままで末梢の点滴のメニューに変えてみてはどうだろうか?これが、成功したんです。

単純にカロリーを下げてみただけで、熱が下がる人がいます。不必要に抗生物質を投与しなくて済んだのです。がん細胞と同じで、細菌にもカロリーを与えなかったらよかっただけだったのです。

人もそうかもしれません。カロリーの取りすぎで、何らかの病気になり一時的に食べられなくなって、調整されているのかもしれません。血糖値の変動がすべてのベースにあると考えてきたことは、間違っていなかったのです。

Comments are closed.