第1回モスキートの会が終了しました
第1回モスキートの会(糖尿病患者の会)が無事終了しました。少人数でしたが、とても充実した会になりました。患者の会なんて、私は好きではないのですが、糖尿病療養指導医をしているので、会を開催していかないとならないのです。時間がかかりましたが、やっと第1回をすることができました。
栄養学というものはあまり歴史がないそうです。糖尿病や生活習慣病はまずは栄養指導で食事改善しましょうと言いながら、その内容についてはほとんど教わることがなかったのです。食事改善の方法なんて、知ってて当たり前でしょって感じでした。
ところが、食材は山ほどあるし調理方法もいろいろあるわけで、栄養のことを知るのはそんなにたやすいことではありません。大学の栄養学部で4年間習う内容なので、当然ですよね。昔と違って、リンゴ一つとっても糖分の量なども品種によっても全く違うでしょう。
そこで一般の方には、どうイメージすれば、栄養のことを簡単に知ることができるのかが重要になってきます。糖分と言っても、果物の糖分とでんぷんからの糖分では全く効果が違うってことも知らないとなりません。
カロリーだけ見てたらとんでもないことになるんですよ。
栄養についてはもっと多くの方に知ってほしいと思い、新たな企画も考えるつもりです。健康な時にこそ、栄養のことを知らないと病気になってからでは大変ですからね。