入浴しない方がいるとは思いませんでした
日本人なら、お風呂に使っていると思っていました。お風呂に入るだけでも、小さい血栓性外痔核は治ります。入浴は肛門疾患には治療にもなると思い、薬草湯の導入も始めました。ところが、入浴しないという方がいらっしゃったのでびっくりしました。
あたりまえだと思っていることは、あえて聞きません。患者さん側も、治療に関係ないことだと思えば、あえて言わないと思います。その弊害がこんなところに出てくるとは思いませんでした。
お風呂に入る習慣のない欧米人でも、最近はSPAなどがはやっていますし、温泉治療というものは世界各地に存在しました。それぐらい、湯につかるということは重要なことなのです。
お風呂につかった時に、おならが出た経験はないでしょうか?胃腸はストレスに敏感に反応しますので、入浴でリラックスできて、胃腸が動き出すからおならが出るのです。それぐらい、精神にも胃腸にもいい効果があるわけです。
医者といえども、すべての病気を治すことはできません。また、患者さんの協力なしで病気を治すことなどできません。病気になった原因を一緒に探して、それにどう対応していったらいいかを一緒に考えないと無理なのです。
そういったことをわかった上で、来院していただきたいですね。