同じ病名では通院できなくなるようです
同じ病名で複数の医療機関に通院できなくなるようです。既に、鍼灸整体の意見書ではそれが行われています。腰痛症で意見書を書いてもらったら、鍼灸整体にかかっている間は腰痛では医療機関が受診できません。医療機関同士でもそうなるようです。
自分には関係ないと思っていても、たぶん大きく関係してきます。ある病院で風邪でかかったけどよくならないから別の病院に行く、それもできなくなるはずです。おそらく、病院側が拒否してくると思います。国は同じ病名なら、後でかかった医療機関の方への支払いをしなくなるからです。
ところが、患者さんは隠すのが常なので、よそにもかかっていることは最後になって話してくれるってことがよくあります。その症状なら、この薬がいいでしょうと話して初めて、それならもらっています。と言いだします。眠くなるから飲まなかったのですが、やっぱりその薬がいいんですかって感じです。
これには、私たち医療機関も困ります。よそでかかっている内容の相談なら、セカンドオピーニオンなので、自費で5000円程度になるからです。医療機関としての対策はどうしていくのでしょうか?昔のように紙の保険証なら、先にかかった医療機関名と日付がわかりますが、今はそれもわかりません。
薬手帳のような、診療手帳が必要でしょうね。いつ、どこの医療機関で、何という病名をつけたかがわかるものです。それを提示してもらわないと診療を受け付けないということになるでしょう。同じ病名での受診希望なら、その時点で、セコンドオピーニオンになり自費で5000円になりますと説明することになるでしょう。
ドクターショッピングする患者さんがいて、不必要な医療費が支払われていることを考えると、それもいいなと思います。