特定健診のデータが活用できていないそうです
特定健診は、糖尿病など生活習慣病の早期発見のための検診でした。検診で集めたデータを後の医療データとつきあわせることで、どれだけの予防効果があったかを見ようとしていたようです。
突き合わせをするために導入したシステムは5億円もしたのに、ほとんど活用できていないそうです。特定健診は、最初から電子化されたデータでの登録が必要でした。そのため、電子化できない医療機関のデータは、代行業者が料金を取って入力していたのです。
診療報酬も同じくらいに電子化が始まりました。オンライン請求と言って、データで送らないとならなくなったのです。そのために各医療機関は電子カルテを導入したりして大変だったのです。
ところが、オンライン請求が始まって、自動で病名とレセプト内容のチェックが始まり、些細な人的ミスも犯せなくなっています。それに対抗して、電子カルテ側では、薬と病名が合っているかは自動でするようになりました。
そのため、薬が切られてくると言うことはなくなり、代わりに検査が切られてくるようになりました。薬は要らないものが大量に出ていたとしても、削られることがなくなったのです。
話が脱線してしまいましたが、国は医療機関からデータで簡単に情報を集められるようになったのだから、それを将来の予防医学に反映させて当たり前でしょう。ところが、5億円もかけて、何も成果が出ない状況って、ありえます?
ホテルや百貨店の表示が間違っていたと、世間では騒いでいますが、病気予防のためのデータが使えていない現状の方をもっと怒るべきです。5億円だって、みんなから集めた税金じゃないですか。。。。