高血糖と低血糖のひらいクリニック

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内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

オープンから3年たちました

石の上にも3年と言います。よく頑張ったと思います。もともと、3度目の開業をする気はなかったのです。ところが、病院勤めでは出来ることに限界があり、開業せざるを得なくなりました。

場所はすぐ決まりました。もともと、開業するならいまの場所でやりたいと思っていたからです。中の広さも見たことがないのに、決めていたのです。週3日しか開けないやり方は近畿厚生局でも反対され、資金的にも赤字になることを承知の上だったので、周囲からは猛反対されました。

内装工事も突貫工事でした。昭和初期のイメージで作ってくれとなじみの設計技師に頼み、友人の建築会社が無理して仕上げてくれました。理想的なクリニックを作っている話は、友人の看護師にしていましたが、工事の現場見せるまで、本気にしてなかったそうです。”ほんまに作ってたんや”と言われました。

レントゲンを置かなかったため、近所の整形外科の先生に協力を求めて、患者さんの誘導もなく突然開業したわけで、最初は一日一人の患者さんしか来なかったこともあります。スタッフ集めも大変で、ひどい日は受付と私の二人だけでやっていました。

徐々に患者さんが増えて来だした頃に、腰椎を骨折してしまい、協力してくれる医者も見つからず、コルセットしたまま診療再開したり、大変でした。過去に、手術のために2度、急病のために1度、代診の協力をしたこともあります。でも、自分がそうなっても誰も手伝ってくれません。

ひとに良いことをしていれば、必ず自分に戻ってくるなんてうそだと思いました。でも、スタッフの支えで、何とか乗り越えて、その後何度も資金ショートしかけましたが、いろんな人の協力で乗り越えてきました。

最初から、日本の医療がおかしくなってると主張してきたことも、やっといまになって聞いてくる場所も出来、その一方で3年もかかってしまったと思う後悔もあります。

近畿厚生局の担当者は”先生一人が言ったところで、誰も聞いてくれませんよ”と言ってました。でも、言い続けることで人も動かせると証明できたと思います。

3年間で出会った患者さんは2千人以上になります。意味があって出会っていると思うので、そういう縁を大事にしながら、これからも続けたいと思います。

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