まつたけのシーズンになりました
母方の田舎はまつたけ山を持っていて、まつたけの集荷場もやっていました。一度だけ連れて行ってもらったことがあるのですが、土間には山ほどのまつたけが積まれていました。
夕食はまつたけづくしで、それより黒たけの方が珍しいんだと、真っ黒なキノコを食べた覚えがあります。当時でも、広島のまつたけはブランドもので高かったそうですが、毎年木箱にたくさんのまつたけを送ってくれていました。
何年か前に、そこを訪ねる機会がありました。周りは全く変わってしまって、山もなくなっていました。交通網が発達して、まつたけは全く採れなくなったと言っていました。
それでも、畑にはミミズもいて、新鮮な野菜をたくさん分けていただきました。大阪では見られない光景でしょう。子どもの頃に、あぜ道で目がつぶれた猫とにらめあいっこしていた田舎はいまも健在でした。