喀血という言い方で失敗しました
喀血と表現してしまったために、2カ所の医療機関に受け入れを断られてしまいました。本当は、咳をしたときに少し出血するという程度だったのです。ところが、医療用語で表現すると喀血になってしまうのです。
喀血と聞くとかなりの出血を想像してしまいます。呼吸器科がなければ、病院としても不安が強いのでしょう。喀血とは気道からの出血で吐血とも違います。吐血は胃か食道からの出血で、嘔吐とともに起こります。
でも、両方とも少量なら、のどのあたりから出ている可能性も高いのです。吐血は出血の量によって、病名の予測をつけます。ものすごい量なら、食道静脈瘤からの出血です。非常に緊急性の高いものになります。
一つの言葉でも、様々な状態があるわけで、医療機関同士でも専門用語を使わずに表現した方がいいこともあるわけです。