報道されている熱中症の数は間違っています
救急で運ばれた熱中症患者の数を連日報道されていますが、間違っています。救急隊員が熱中症だと思って運んでも、胆石発作だったり、うつ病だったり熱中症じゃないことも多々あるんです。
でも、救急隊は最終診断が何になったかは聞いてきません。運んできたときの、初期診断しか知らないのです。運ばれた当初は、適当に病名を書きますから、熱中症って書いておくことも多くあります。
でも、熱中症って、昔は日射病と言ってたと思います。日陰に連れて行って頭を冷やして休ませたものです。それを今は何でも救急車です。私が見た本当の熱中症だと思った人は、体温が40度以上あり、何をしても下がりませんでした。
炎天下で労働していて、倒れているところを発見されたのですが、意識はありません。からだには消毒薬のアルコールを直接かけます。鼻から胃の中へチューブを入れて、氷水で胃洗浄します。それでも、熱が下がりません。
結局、その方はなくなられました。熱射病という病名になるようです。日射病から熱射病という重症まで、同じ病名っておかしいですよね。