高血糖と低血糖のひらいクリニック

アクセス
内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

報道されている熱中症の数は間違っています

救急で運ばれた熱中症患者の数を連日報道されていますが、間違っています。救急隊員が熱中症だと思って運んでも、胆石発作だったり、うつ病だったり熱中症じゃないことも多々あるんです。

でも、救急隊は最終診断が何になったかは聞いてきません。運んできたときの、初期診断しか知らないのです。運ばれた当初は、適当に病名を書きますから、熱中症って書いておくことも多くあります。

でも、熱中症って、昔は日射病と言ってたと思います。日陰に連れて行って頭を冷やして休ませたものです。それを今は何でも救急車です。私が見た本当の熱中症だと思った人は、体温が40度以上あり、何をしても下がりませんでした。

炎天下で労働していて、倒れているところを発見されたのですが、意識はありません。からだには消毒薬のアルコールを直接かけます。鼻から胃の中へチューブを入れて、氷水で胃洗浄します。それでも、熱が下がりません。

結局、その方はなくなられました。熱射病という病名になるようです。日射病から熱射病という重症まで、同じ病名っておかしいですよね。

Comments are closed.