最低賃金が引き上げられるそうです
昨日は、中学の同級生二人と会ってました。二人とも、もうえらいさんになっているんです。人の上に立つ人間になると、分野が違っても話題は似たようなものになります。そこで、最低賃金が引き上げられて、生活保護と同じ水準になったという話が出ました。
添えはいいことなんですが、本当に生活保護と同じ水準になったのでしょうか?社会保険料や年金の支払いがどうなっているのか知りませんが、生活保護の方は医療費も免除されています。これは大きな違いですよね。最低賃金をもらう人は、年金や社会保険料も支払って、医療費も3割負担してるんじゃないでしょうか?
それでは、同じ水準になったとは言えません。生活保護で生活費をもらっている方は、医療費も支払うべきだと思います。クリニックでは、診察前に一部自費の部分があることを書面で説明しています。ところが、生活保護の方は最後の会計の時にもめていました。
それで、うちでは生活保護は取り扱わないことになりました。関西電力病院に患者さんを紹介する際に、地域連携の書類に生活保護は取り扱っていないと書かれているのを見て、そういったことも公表していいんだと思いました。
大阪市は生活保護の方が受診できる病院を許認可制にすると言っていたはずですが、そんな動きはいまだ見られません。でも、自主的に取り扱いをやめている病院も増えてきてるんじゃないかと思います。
ひどい病気を患っていて、生活保護を受けている人は、後日、医療費の補助を出したらいいんだと思います。適切な検査と、適切な治療だと認可されれば、医療費のすべてを税金で賄ってもらって構いませんよ。納税者の一人として、私はそう思います。