薬の宣伝。国による違い
アメリカ圏では、処方箋が必要な薬もテレビで宣伝しています。市販薬より処方薬のほうが多いかもしれません。1か月でかかる費用も説明して、ドクターに言ってみてくださいと言っています。患者が薬を選べるのでしょうね。日本では、患者が薬を選ぶ習慣はありません。私は、特定疾患の場合、何種類かの薬の説明をしてから、患者さんに選んでもらうか、どれが一番いいと思うかの説明をしています。
薬が重要でない場合は、一番ゆるい薬を少量出すようにしています。この場合は、薬ではなくほかの因子が重要だからです。薬に少し頼りながら、自分でも治す努力が重要だからです。
薬のやめ方の本を書いたのですが、次は薬にちょっと頼って楽な生活をしましょうという提案をするつもりです。もともと、薬は楽な生活をするためにできたものですから。生きるということは、いかに充実した日々を過ごすかでしょう。