効果がないとわかっても販売されている薬があります
副作用などで、販売中止になる薬はそこそこあります。中には、長年使っていて効果もいいから重宝していたのに、副作用が強いなどの理由で急になくなる薬があります。また、製造しても儲からなくなったからと販売中止になる薬もあります。当然、死亡例がでたからと中止になる薬もあります。
その一方で、もう効果がないとわかっているのに中止にならない薬もたくさんあります。使い続けたら、病状が悪化するとわかっているのにいつまでも販売されている薬もあります。効果があるとわかっているに、適応病名が無いために使えない薬もあります。そういった薬は、私たち医者が頭の中だけで記憶して使い分けます。
でも、知らない先生は使い続けるでしょうから、怖い話です。不必要な医療はたくさんあると最近知り合った看護師からも聞きました。彼女は、地方の病院に勤めていますが、そこでもおかしいと思うことがたくさんあるそうです。都会だけで起こっている現象かと思っていたら、地方でも起こっているとはびっくりでした。
どんな業種でもそうかもしれませんが、いいたいけど言えないことがたくさんあります。でも、私はちゃんと話していこうって思っています。