インスリン抗体というものがあるようです
長くインスリン治療をしているとインスリン抗体というものが出来るようです。最近、インスリン治療を変更した患者さんで、変更後にインスリンの必要量がかなり減っているので不思議に思っていました。たまたま、1型糖尿病を調べていて知ったのですが、インスリン抗体というものがあるようです。
インスリン治療をしていたけど、量を増やしてもコントロールがつかなくなってきた人は、この抗体ができている可能性があります。私の経験でも、26単位で血糖値が260ぐらいだった人が、持効型に変えると10単位で血糖値が90台に安定しました。
この資料は、検査会社からもらったものに含まれていました。製薬会社からの資料に、こういったものはありませんでした。製薬会社からの情報には、薬を変更することややめることに関する情報はありません。販売することが目的なので、当然かもしれません。
他社の製品より自社の製品がいかにいいかは宣伝しています。昔は、こういったこともはっきりと書かれていませんでしたが、海外の宣伝方法が浸透してきたのかもしれません。海外では、他社製品をあからさまに否定しますからね。
医学は日々進歩しているし、私でもまだまだ知らないことがたくさんあります。患者さんにも教えてもらいながら、日々知識を増やしています。