医療より美容。。。。
フットケアをして魚の目やタコを治して、糖尿病の方の足の血流が悪くならないようにと頑張っている方がいます。なかなか患者さんが集まらないし、定着しないから紹介してほしいと頼まれています。ときどき紹介はしますが、医療機関ではないため紹介状を渡すわけでもなく、患者さんが行ったのかどうかもわかりません。
ところが、医療より美容だそうです。フットケアで再受診を促しても、受診しないのに美容系だったら、次の予約を確実に入れるそうです。その影響で店は繁盛していますが、本人がやりたかったことができなくなっているそうです。知り合いの医療機関でもその現象がみられています。医療のほうは閑古鳥なのに、自費で行われる美容のほうは大繁盛です。
世の中のニーズがそうなっているのだから仕方ありません。からだを治すのに薬を飲むように促しても、なかなか飲んでもらえないのに、お肌にいいと聞くと何でも飲んでくれるのですから。。。でも、お肌が健康でも、心やからだが健康でなければ本当の美が得られるでしょうか?
うちのスタッフたちは、みな貧乏です。お肌の手入れに費やす時間もお金もありません。いっぱいバイトして、いっぱい働いて、やりがいを見出して、とっても生き生きとしています。忙しいから、立ったままで食事をとる人もいます。次のバイトに間に合わないのに、ぎりぎりまで仕事してくれています。みな、患者さんと接するのが楽しいからです。楽しそうに話している患者さんとスタッフの顔を見ていると、私もうれしくなります。
だれがどの勉強会に行くか、そんなことでもめてたりもします。仕事を抜けて行くので、みながいけるわけではありませんから。すでにいった人は、次はあなたが言ったらいいと言います。みな勉強は嫌いです。でも、知りたい気持ちのほうが強いのでしょう。秋に向けて、勉強会が増える時期です。みんなで分担して、勉強できたら楽しいですね。