高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

寝たきりの人に骨粗鬆症の薬。。。。

かろうじて、車いすには乗れますが、ほぼ寝たきりの人に、最新の骨粗鬆症の薬が投与されていました。最新のものは、週に一度飲めばいいのです。でも、飲んだ後30分は、何も飲み食いしてはいけないし、横になってもいけない薬です。でも、なぜ寝たきりの人に必要なのでしょうか?骨を強くするには、太陽にあたって、適度な運動で骨にストレスを与えないとなりません。それなしに、薬だけで骨が強くなるのでしょうか?

おまけに、寝たきりになってる人が、これから先、ひとりで散歩に行ったりできると言うのでしょうか?他の人にもありました。もう、自力で飲むこともできない人に、ビタミンDとビタミンK。これも、骨粗鬆症の薬ですよ。

私がアルバイトに行っている老人病院には、日々いろんな病院からの転院があります。大量の薬をもってやってこられます。通常、退院時には1-2週間分の薬を渡すのみなのですが、なんと30日分も薬を持ってこられる方もあります。それも10種類くらいです。なぜこれらが必要だったのか、全く分からないこともあります。紹介状には、主だった病名しか書かれていないので、薬の内容から、病名を探していかないとならないのです。

大量に薬が出されている一方で、心房細動による心房内血栓が原因の脳梗塞に対して、ワーファリンなどの血液凝固を抑える薬は出されていません。絶対やめてはならない薬がなくて、どうでもいい薬が大量に出されているこの現状。本当に、腹立たしく思います。私は、薬は極力なくす主義なので、必要ないものはどんどん中止していきます。

地域の中核の病院は、長期入院を認めません。時期がくれば、どんどん転院させます。最後まで患者を見なくていい医者は、どんどん責任を持たないようになるのではないでしょうか?転院させた後、どうなってるか見に来てくださいと言いたいですよ。ある病院の手術の不手際で、今どうにもならない状況になってる患者さんもいます。スタッフたちとは、何度も元の病院に送り返してやりたいねと話しています。でも、それもできない話です。私は、必ずその後の報告をもとの病院に送ってきました。それをしないから、元の主治医が反省しないんだと思います。

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