クリニックの内部は公開していなかったのですが
設計事務所のチラシに乗ってしまいました。クリニックは、来て初めて内部がわかるという状況にしたかったので、HP上でも内部は公開していなかったのです。でも、自信を持っているから載せてくれたわけで、うれしいですね。
クリニックは、おととしの7月に賃貸契約し、9月にはオープンするというタイトなスケジュールでした。それで、知った仲間に内装をお願いしたのですが、お盆を挟んだことと、ビルの工事が昼間にはできなかったことなどから、大変なことになりました。設計技師の金田君とは、以前仕事をしたことがあるので、私の考えは十分わかっていました。彼は、急なお願いに別の仕事を工面して手伝ってくれたのです。
彼の面白いところは、以前の物件で、私が”かわいい外観がいい”といったのを、真っ黒な計画で出してきたことです。一瞬、どこがかわいいんだろうと思いましたが、彼曰く、私の”かわいい”のイメージだと。。。。それもそうだなと思い、感心したことがあったのです。イメージを伝えるのは本当に大変ですが、今回も”昭和初期”という私の考えはすぐ伝わりました。
建築家というのは、使い勝手はもちろん、何かのコンセプトを入れて、主張が必要です。設計料が高いと頼まない人が多いですが、私は安いぐらいだと思っています。本当に大変な仕事だからです。私は、設計技師も考えたことがあったのですが、ならなくてよかったと思います。