高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

DMAT隊員になるのはやめにすることにしました

災害現場にいち早く駆けつけて、48時間だけ医療を行うのがDMAT隊員です。その資格を取ろうと感がていました。1次救急から、3次救急までやってきたので、技術はあるのですが、隊員になるためには、いくつもの資格を取らないとなりません。大阪では、資格とを取るための講習も、かなり順番待ちになっているようで、救命センターの職員でも難しいそうです。

それで、地方に所属して、地方で取ることも考えていました。土日に集中するので、クリニックも休まないとならないのですが、完全予約制にしていれば大丈夫かなとも思っていました。でも、予約変更もなかなか難しいこともわかりました。遠方から、予定を立ててきてくれる患者さんもいるからです。

出来る技術があるのに、なぜできないようにされたのか、それも疑問に感じだしました。行政は上から目線で、空きが出たので、来週の講習に出てくれと連絡来たことがあるからです。クリニックの予約は、3カ月以上前から調整しないとならないから無理だと連絡しました。申し込んでも、受けられるかどうかがわかるのも1か月前です。それでは、予定が組めませんよ。

第一線をしてきた、外科医は引退後に老人病院に転職すると昔から聞いていました。そういう先輩も見てきました。つかれるのかなと思っていましたが、やっと意味がわかったのです。外科というのは、ほとんどががん患者です。がん診療に疲れるんだと言うことは、自分自身もそうだったのでわかるのですが、高齢者を見ていると、心が穏やかになることもわかりました。

救命の現場に戻る必要はないのじゃないか、そう思いだしたのです。スノーボードのコーチには、インストラクターの資格にこだわる必要はないと言われました。すでに、インストラクターの能力があるんですからと言われました。その時、確かにそうだなと思いました。資格があっても、出来ない人はたくさんいるからです。資格があったほうが、周りは安心すると思ってきましたが、それもやめることにしました。

資格を持っていても、何の役にも立たないものが多いんです。評価はされますが、収入には直結しません。そんな馬鹿らしいものに、これ以上大事なお金を使う必要はないだろうと思います。救命の後輩にも話しているのですが、救命救急は、救命の現場で行われているのではありません。一開業医の現場こそ救命の現場なんです。命を助ける手助けは、どこにいてもできるんですから。

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