外国人の旅行者の方が来られました
土曜日、午前の診療が終了してから、外国の方が突然来られました。日本語で書かれた”抜糸してください”という紙を持ってこられたそうです。保険証も持ってないようだし、日本語もわからないようだと受付から連絡がありました。
待合に行って状況を聞くと、バンコクで縫合されたそうです。日本には、旅行で来ていて、最初東京に滞在してたが、大阪に移動してきたそうです。バンコクの病院の診断書のようなものと、いろんな言語で書かれた”抜糸してください”の紙を持っておられました。
旅行中であれば、旅行保険を使う必要があります。旅行保険には入っておられましたが、抜糸だけでややこしい手続きをするものどうかと考え、自費で行うことにしました。
頭皮に5針、ナイロンの糸で縫合されていました。やり方としては、日本とまったく同じでした。抜糸して、明日までシャンプーはしないように指示して帰っていただきました。
たまたま、入ってこられたのか、どこかで聞かれてこられたのかわかりませんでした。内科系のクリニックであれば、抜糸に必要な道具が揃えてありませんから、抜糸できないのです。外の看板には、クリニックという英語表示はありますが、それ以外は日本語です。
今回のことで、少し英会話を勉強すべきだなと感じました。英語が通じる病院もあるので、そういったところを紹介してもいいのですが、土曜日の昼過ぎだったので、病院は対応してくれそうにない時間でした。土地勘のない、海外でどこに行って抜糸したらいいのか不安だったと思います。
抜糸が終わった時の、満面の笑みを見ると、こういった対応もちゃんとできるようにならないといけないと感じました。ご夫婦で来られているようで、旅行の最後を大阪で楽しく過ごされているだろうなと思うと、こっちまで楽しくなってきますから。