DCOMって知ってますか?
医療の現場で使われている画像データの形式です。一般的に使われているものはjpegと言われます。それに撮影条件などいろんなデータを追加したものがDCOMだと言われています。最近、レントゲンフィルムがなくパソコンのモニターで見るタイプのデジタルレントゲンって見たことありますよね。あれがそうです。
ところが、このDCOMデータを見るのには、それ専用のソフトが必要です。デジタルレントゲンを導入している医療機関では、ソフトがあるので簡単に見れますが、そうじゃない医療機関は大変です。それで、大きな病院では、CDを焼く際に、DCOMビューワーというソフトを入れておきます。それがあると、ソフトがなくても見ることができるのです。ところが、そのソフトは、そのCDにしか適応されないので、他のデータを見ることには使えません。
電子カルテを使っている場合、カルテ内にはDCOMでは保存できないので、jpegに変換する必要があります。ところが、CDについているビューワーにはそういった機能がありません。それで、親切な施設は、DCOMのデータと同じものをjpegに変換して入れてくれています。また、施設によっては、ビューワーに他のファイル形式への変換機能が入っていたりします。元のソフトが高価なのかもしれません。
しかし、小さな医療機関ではそこまで対応できないこともあり、DCOMのデータだけを送ってこられることがあります。なんとか、jpeg変換しようと、ソフトの販売会社に連絡しましたが、デジタルレントゲンのシステムを導入しないと販売することはできないとのことでした。別のところに問い合わせると、何十万もするとのことでした。なぜ、そう特化したようなことをしないとならないのか、私にはわかりません。
なんとか、研究用に配布されているフリーのソフトで、自分自身の画像をjpegに変換することができました。