高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

医療過誤

たくさんの医療過誤を見てきました。その都度、何がいけなかったのか、相手側に報告しています。患者さんたちは、いい方ばかりなので、訴訟を起こすとかそんなことはしません。でも、みな思っているのは、二度と同じことを犯してほしくないと言うことです。

世の中には、いろんな監視機構があります。ところが、私が知る限りでは、医療過誤に関しては何もないのです。亡くなってしまえば、厚労省で扱う部署があるようですが、生きていればないのです。でも、亡くなっても訴えは聞いてもらえません。聞いてくれるのは、家族からの申告だけのようです。

いろんな組織に働きかけてきました。医療過誤をそのまま放置するわけにいかないからです。ところが、見て見ぬふりです。

そんなことも、弁護士には逐一相談しています。

私には、顧問税理士がふたり、顧問弁護士がふたりいます。二人ずつつけている人は、めったといないようです。それも別の事務所ですから。。。税理士でも、弁護士でも2カ所ぐらい相談しないと、何があっているのか何が間違っているのかわからないのです。それで、私は無理に2カ所にお願いしています。

診療の延長線で、弁護士が必要なこともあります。精神不安を取り除くには、弁護士が必要なので、治療の一環としても弁護士を使っています。診察室にいるだけでは、できないことなので、必ず現場に出向くようにもしています。

金沢大学に紹介した方の、報告が来ました。ジェネリックだった薬をすべて先発品に変えたことで、検査結果がよくなって膵炎を起こす心配がなくなったそうです。膵炎は、大変ですよ。昔、18歳の男の子の壊死性膵炎を見ました。腹膜還流を行うことで、急性期は乗り切ったのですが、家族が救命センターへ転院を望みました。その後、1か月ほどで、後期合併症で亡くなったと連絡がありました。救命センターと言えど、まともな治療をしてるとは限りません。あの時、渡さなければよかったのかもしれない。そう今でも悔やまれます。私たちは、一般病院で、大学病院以上の治療を行っていましたから。当然、関連の救命センターからアドバイスも受けながらやっていました。

開業医だからとか、小さい病院だからとかそんな馬鹿げたことで、医者は評価されます。有名な病院にいるだけで、医者は高い評価を受けます。でも、本当にそうでしょうか?町の開業医の中には、大きな病院では、本当の意味での治療ができないからと、組織を飛び出したすごい先生が存在するのです。それをどう探せばいいのか?私にもわかりません。

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