物忘れがひどくなった。。。。。
本人がそう話す場合、忘れてないことが多いと思います。忘れてたことを思い出している場合は、物忘れがひどくなったということには入らないと思います。たいがいの場合は、他のことに気を取られて、あまり重要でないことを少しの間、頭の片隅に移動させていたということになるでしょう。”あっ、忘れてた”そう言って思い出す場合は、物忘れではないと思います。
人は、忘れてしまったほうが楽な場合も多々あります。昔の友人との約束を果たせず、相手はきっと忘れてしまっているのに悩んでいる人を見たことがあります。その場合、その時点まで戻ってやり直さないとならないわけで、忘れてもらうか、他の人で同じ体験をさせるしかないです。
約束は、必ず守らないとならないと思っています。言ったことは、実現させるように行動すべきです。やってみたけどだめだったら仕方ありません。言うだけで、何もしない人は、尊敬に値しないと思います。人はみな目標に到達できなければ、いいわけをします。でも、それは他人に言うことではなくて、他人には結果だけでいいはずです。いいわけしてもなにも状況は変わらないし、他人はそんな話には興味ないからです。
記憶と言うのは、何度も繰り返すと確実に残っていきます。子供のころの思い出などは、何度も思い出したので、記憶にしっかり残るのです。思いだしたことがないことは、忘れていて、なんかの拍子に思いだします。興味のないこと、思い出すことがあまりなかったことは、記憶にはあまり残りません。
認知症になると、短期記憶ができなくなるといいます。昔の記憶はしっかり覚えているのですが、さっきしたことが思い出せないのです。食事が終わったのに、ごはんはまだか?と聞かれたら、もう食べたでしょと記憶を思い出させるのではなくて、作ってるから待っててねと他に気をそらせるようにするといいようです。お金を盗まれたと騒がれた時も、誰もそんなことしないでしょと言うのではなくて、先におやつを食べましょうと、気をそらすそうです。
認知症は、ある人に言わせると、死への恐怖から逃れるために忘れると言われています。なるほど、若い人には起きないですね。年をとってくると、周りの知り合いが徐々に減ってくる、そんな中で、次は自分かもしれないという恐怖が出てくるのでしょう。ところが、認知症になると長生きするとも言われています。恐怖と言うストレスがなくなると、長く生きられるのかもしれません。
医学もそうですが、まだまだ人間のことはわからないことだらけです。わからないから、病名で分類したり、人種で分類したりします。でも、それもまた間違いかもしれませんよね。基本は、いぬやねこと同じ哺乳動物であるということだけは、確実ですけど。。。。