乳がんを早期発見するために
昨日、民間の方で乳がんを早期発見するためにいろいろ活動されている方と知り合いました。乳がんを触るとどんな感じか、そんなサンプルがあるそうです。それを触らせて、”ね、素人では分からないでしょ、だから検診に行きましょうよ”と話をしているそうです。
ところで、検診の触診がどれだけ精度が高いか?検診は市町村が行っていますが、私が知っている限り、内科でも小児科でも触診させていました。乳がんを触ったことがない人たちです。また、多くの婦人科が触診を行っていますが、婦人科の先生に触診方法を習うようで、触診方法が全くなっていないのです。子宮がん検診を習い出したころに、何人かの婦人科の先生に触診方法が間違ってると話をして、本来の触診方法を教えました。
触診で、一番いいのは、自己検診です。特に、生理が終わって次の排卵が起きるまでの間が一番触りやすい時期です。その時期に合わせて、検診に行くほうが難しいと思いませんか?また、最近の若い人は乳房が大きくて硬くなりだしています。食事の欧米化で、外国人のような乳房に変わってきているのです。こうなってくると触診は、かなり精度が落ちます。”あなたの乳房は、乳腺エコーしておいたほうがいいですよ。”そうお話しています。
また、知り合った方は、食生活と乳がんが関係ないといいきっていました。誰からそんなことを聞いたのでしょうね、逆です。食生活が乳がんを作っているのです。昨日は、たまたまテレビを見ていると教育は洗脳であると話されていました。私は、ずっと前から、日本がされてきた洗脳を解かないとならないと訴えてきています。おとといは、地方の病院が地域住民によって閉鎖に追いやられていることも知りました。本来は、地域住民が病院を守らないとならないのにです。
民間の人は、敵が病院であったり、医療関係者であったりすると思っています。まったく違いますよ。敵は厚労省であり、国なんですよ。医療を崩壊させているのは、国の政策なんです。いい加減、気付いてほしいですね。
今日は、朝から日本大学医学部付属練馬光が丘病院の記事を見ました。その中に、内科系では保険点数で100円稼ぐのに109円を要する「-9%」の逆ざや状態。そして、産婦人科も100円稼ぐのに118円の費用が発生するという「-18%」の逆ざや状態と書かれていましたが、内科系はまだましで、産婦人科系も参加があればまだ収益はありますよ。外科系、肛門科でこの数字を出してほしいと思います。逆ざやどころではないと思いますよ。
クリニックは、月に200万の経費がかかっています。保険診療ではいるのは、100万円程度なので、よそでアルバイトして補てんしてますが、それも40万円程度、月60万円の赤字です。当然、融資も受けていますが、こんな状態でどこまでやっていけるか不透明です。医療機関の実情が、こんなことになっているって、誰も思ってないでしょうね。
経費がそんなにかかってるのは、医者の給料が高いと思ってます?私は、クリニックからは給料なしで、別に作っている会社から、月15万いただいているだけですよ。それも、最近になってやっともらえるようになっただけです。これが、実状なのです。