おばあちゃんが亡くなったそうです
いとこから連絡が来ました。親戚とは縁を切っているので、どこにいるのか、生きているのかどうかも知りませんでした。祖父は大学の1年の時に亡くなりました。風邪をこじらせて、そのまま急死したのです。病院で、孫が医者になるから、医者になってみてもらうまで死ねないと言ってたそうです。元気そうだったのに、入院中に急死したので、おそらく心筋梗塞だったと思います。
祖父は、父の会社の倉庫番をしていました。寡黙な人で、話をしてくれたことはほとんどなかったと思います。でも、そんな祖父が好きで、なにもない倉庫によく遊びに行ってた記憶があります。大きな犬を飼っていたので、ドラム缶の間を走り回っていたように思います。
祖父が死んでから、いろんなことがわかりました。祖父は私に教師になってほしかったこと。でも、医者でもいいと言っていたらしいこと、卒業したらお金がいるだろうからと100万円残してくれていたこと。このお金については、祖母も知らなかったようです。
医学部に行くことは、父は反対でしたので、かなりもめました。でも、最後に行かせてやれと言ったのは祖母でした。母親に頭が上がらなかった父は、その一言で医学部に行かせることにしたようです。しかし、医者になったころには、祖母は認知症になっていました。うちの兄弟のこともわからなかったようですが、なぜか私のことだけわかっていたようです。
最後に会ったのがいつ頃だったのか、思い出せません。自分の息子が先に死んでしまったことを知ればかなり悲しんだでしょうが、その時にはすでに認知症だったので、理解はしなかったかもしれません。
人が死ぬタイミングには必ず意味があると思います。祖母も何か意味を残したのだと思います。私自身は、喪に服すると言うことは嫌いなので、普段どうり過ごします。楽しそうにしてる姿を見るほうが、亡くなった方も喜ぶでしょ。。。。