20年ぶりに当直をしてきました
土曜日の午後に、先輩から当直をしてくれないかと連絡が来ました。土曜日は夕方まで診療なので、少し無理があったのですが、60歳の先輩から、駄目なら自分がしますと言われると50歳の私が断るわけにもいかず。。。。
20年ぶりでした。。。若い時はよく当直をしていたのですが、今回は有床の開業医で主に在宅の患者さんからの要請があれば往診に行くというパターンでした。救急病院の当直は慣れていましたが、在宅は初めてだったので、少し緊張しました。看護師がいないので、依頼があれば、一人で荷物を持ってタクシーで行かないとならないという、なんとも不安な環境。。。今回は依頼がなかったので、病院での待機だけになりましたが、時代が変わると当直も変わるんだなと思いました。
給料がいくらなのかは聞いていません。医者ってそんなものなのです。いくらなら行く、いくらなら行かないなんて選択肢はないんです。だって、患者さんが困るわけで安いからと断れませんよ。案の定、頼んできた院長と遅い時間には、事務長まであいさつに来てくださいました。急なことですいませんでしたと言われましたが、動ける人間が動くことが当たり前なので、恐縮しましたよ。
私は、病院という施設はあまり好きではありません。これからはなるべく在宅で治療していかないとならないと考えているからです。手術もできるだけ日帰りでしています。非日常である病院では、治療がうまくいっても、自宅に戻ったらダメになることが多いからです。ところが、いまだに入院をさせる治療が多く存在します。糖尿病の治療だって、教育入院というものがあるんです。
当然、教育を受けてる時はだれでも優等生になります。しかし問題は自宅に戻ってからなのです。たいがいは悪くなってしまうのです。24時間血糖を検査するようになって、食事がこれほどまちまちなのかとびっくりしています。当たり前と思っていることが全くなされていないのです。その代わりにサプリメントや健康にいいと言われるものを多くとっているとわかりました。
私は、サプリメントも健康食品も嫌いなので、なるべく新鮮なものを買ってきて調理します。でも、楽なんですよね。。。調理しないで栄養が取れると書かれているとそう信じるんですよ。でも、それが一番いけないんですよ。
夏に向けて、診療の体制も再度検討しなおさないとならないし、別施設での診療体制も変更していかないとなりません。いろんな意味で、生理整頓をしていきます。