高血糖と低血糖のひらいクリニック

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内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

パンフレットを2種類作りました

 最初のころは、説明が終わってから、4ページある説明書をクリニック内で読んでもらっていました。自宅に持って帰ると、読まない方が多いからです。ところが、診察室でもかなり説明をするためか、読んでいただけない方もいらっしゃいました。

 それで、読んでいただく書類をやめて、ひとりひとり15分以上かけて説明していました。ところが、一生懸命説明しても、時間がないから早く切り上げてくれと言われたり、後日再診していただいて話をすると、自分なりにしか理解してもらえてない方がいるとわかりました。

 ひとりひとりに同じように長時間かけて説明するのは、私の体力の限界もあり、看護師が説明の一端をするようにしましたが、それをするにもスタッフが不足しています。

 それで、2種類のパンフレットを作り、受診したことがある方だけに500円で販売することにしました。口頭では話しきれなかったことも盛り込みましたので、6ページに増えました。診療の方法を少し変え、初診時は、肛門内部の観察となぜそうなったのかを解説し、パンフレットを読んできてもらって、疑問に思ったことを次回の診察時に質問していただくことにしました。

 購入していただくことにしたのは、パンフレットの作成のために、医者になってから得た知識をすべて盛り込んだということもあります。印刷にかかる費用や手間もあります。医療機関向けには、製薬会社から、いろんなパンフレットが無料で配られますが、その内容は製薬会社により偏りがあり、満足できるものを見つけることができなかったためもあります。

 無料でもらって帰ったものは、往々にしてそのまま放置されることも多いものです。それであれば、安く購入してもらおう、スタッフと相談しそうすることにしました。

 一般の書籍の販売とも異なりますので、診療を受けたことがない方には、パンフレットは販売しないことにしています。診療の補助なので、パンフレットだけの販売はできません。

 医療が、検査漬け薬漬けになって長い日々が過ぎました。医療というのは情報提供が中心であるにもかかわらず、現代は、検査や薬がなければ、診療を受けてないとおっしゃる方まで出るようになりました。検査は医者の判断を確認するものであって、検査の前に必ず、医者の判断があります。病気の予想から、検査を決め、その結果がどう出るかも予想して行います。薬は、症状改善のための補助でしかありません。薬がからだを治してくれることはありませんから。

 検査や薬にかかる大量の医療費のせいで、厚労省は医者の診療報酬というのを減らし続けてきました。今は、ひとりに5分以上かけていると経営できない状況になっています。そこをあえて15分かけてやってきたのですが、私一人でやるには、体力的な限界を感じました。

 そこで、手伝ってくれる医師を募っていますが、まだ非常勤がふたり入っただけです。医者の求人募集というのは、昔は医局を通して行っていました。私は、医局とは関係なく募集をしたいので、なかなか手段が見つかりません。やる気のある医師、とくに女医の手伝いを見つけていただければ嬉しいのですが。。。。

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