高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

音楽著作権について

 日本では、著作権の中で守られているのは音楽著作権だけです。私たちも、ライブハウスを借りてライブをするとき誰かのカバーを演奏するのであれば著作権料を支払います。誰のどの曲をするのか、どこで演奏するのか、何人お客さんが入るのか、入場料としていくら支払ってもらうのか、そういったことをすべて申請します。そうすると著作権協会のほうから金額が提示され、それを支払います。ライブハウスによっては、著作権についてすでに契約をしているところがありますから、そういう場所なら、申請は必要ないそうです。

 でも、入場料を取ると言っても、その前に私たちはライブハウスに使用料を支払っています。何時から何時まで使用するということで、30万円とか、50万円とか支払います。通常その支払いはバンド割にして、負担します。なので、かなりたくさんの友人に来てもらったとしても、負担した費用が賄えることはないのです。通常は、入場料の書かれた、チケットをプレゼントするのが習慣になっています。アマチュアバンドだから、友人たちはお金を出してまでいかないといわれるからです。バンド仲間は違います。お互いのそういった事情を分かっていますから、極力友人のライブに入ってお金を支払います。

 そうやって、収入になることはない活動を地道に頑張っている一方で、著作権協会は支払いを求めてくるのです。おかしいと思いませんか?いい音楽を聴いてほしい、私たちの音楽を聴いて、原作のCDを買う人もいるはずです。もっと多くの人に聞いてほしいと思い、自作でバンドのCDを作り配布することもあります。ところがこれにも著作権料を請求されます。支払いをすれば、CDの枚数だけ、著作権の手続き済みのシールが送られてきます。それを張って配布するのです。

 そういったことがあるためでしょうか?アマチュアバンドのオーディションはオリジナル曲に限られます。プロデビューしようと思えば、オリジナル曲がないとできないのです。もちろん、私たちはプロになるつもりはないし、オリジナル曲を作れるほど能力がないので、作ってはいませんし、オーディションも受けたことはありません。

 そういった、日本の音楽環境は、いいアーティストを排出できないでいると思います。音楽では食べていけないから、みんなそう言います。私の周りには何人か、音楽で食べていこうと思い、仕事を放棄して活動していた人がいます。でも、結局は収入を得ることは難しく、断念しています。

 フランコに音楽以外の仕事はしているのかと聞きました。彼は音楽だけで生活しているそうです。パブでの演奏などで収入があると言っていました。彼はまだプロデビューしていません。28歳ですが、すでに結婚していて、4か月の子供がいるそうです。ニュージーランドでは、アマチュアでも結婚して生活していけるのです。すごいことだと思いませんか?明日から、帰国前日までいろんな場所で連日ライブをさせてもらえます。彼のオリジナル曲はものすごく魅力的なものです。でも、オークランドで聞いた、いろんなアーティストのカバーもとても素敵でした。それをどうしていくのか、これからの課題になります。

 今回のバスツアーでもう一つ不思議なことがありました。過去にはバスの中で流すことができた映画などのDVDが著作権の関係で、流すことができなくなっていました。バスツアーは友人が集まって、交通費を分担して支払いをするもので、これで利益を得るものではありません。なので、乗客はみな友人です。友人を自宅に呼んで、借りてきた映画を見るということもダメになっているのでしょうか?オリジナルの映像を準備する時間がなかったため、今回は皆個々に携帯の音楽プレイヤーで音楽を聞いていました。不思議な話ですよね。

 もうじき、テレビから録画したものも、録画の回数などに制限がつけられますよね。私はテレビは見ませんのでよく知らないのですが。。。インターネットで購入した音楽は、ダウンロードしたパソコンでしか聞けないと聞いています。でも、海外から購入した音楽は、どのパソコンでも聞くことができるって知っていましたか?日本の規制は、海外では通常はされていない内容なのです。これだけインターネットが発達して、どんな国にも旅行できるようになったから、どの国でも同じようにしていると錯覚していることは多いと思います。そうではないのです。著作権問題は、日本は本当に特殊な環境ですし、音楽活動についても自由にはできない国なのです。

 音楽には国境はありません。フランコのオリジナル曲は、初めて聞いた人にも感動を与えます。是非聞きに来てください。彼はとてもフランクな人なので、誰でも話をしてくれます。すでに、大阪弁も少し教えました。金沢と北陸のスキー場をとても気に入ってくれました。彼はFACE BOOKというものを通じて、世界中の友人に金沢と北陸のことを発信していました。ひょっとすると、世界中から北陸にスキー客が集まるかもしれません。そうなると楽しいだろうなと思いながら、バス旅行は無事終了しました。

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