フランコのツアー開始です
昨日、金沢の旅館で合流して、ゲレンデに出てきました。大雪ですが、雪質は上々でした。夕食後にホットワインを片手に彼に演奏をしてもらうことになり、別に宿泊されている方も参加していただけました。彼の音楽は、最初は物悲しい感じで始まっても、必ず最後には元気になったり、勇気をもらえたりします。そのイメージは、言葉がわからなくても、みなさんに伝わったようです。
大阪に戻ってからは、ほぼ毎日彼のライブがあります。いろんな人に彼の音楽を聴いてほしい、そういった思いで企画しました。でも、実際に伝えたいのは、日本の習慣の違いです。海外では、高校生のバンドが学園祭で演奏してもギャラがもらえます。日本では、かなり有名にならないと音楽でお金などもらえないのです。そのせいで、多くの腕のいいミュージシャンが音楽を続けることを断念しています。また、音楽療法というものがあると言われ出してかなり時間もたったと思うのですが、病院内での演奏は、いまだにプロがするものであってもボランティアです。いい音楽を聴いたのだから、お金は払うべきなのです。ところが、保険診療をしている場所では、患者さんからおかねは取れないと言います。確かに国が、自費診療はだめだめだとか混合診療はだめだとかいうからでしょう。
私は違うと思います。病院内であっても、いい音楽を聴いた人がお金を払ってくれたらいいのです。昨日の夜はすごいことが起きました。別に来ていたお客さんも一緒に演奏を聴いてくれたのですが、みなさんが帰られてから少しして、フランコにぽち袋を持ってきてくれたのです。みんながお礼をしたいと言ってくれたそうです。そういうやり方でもいいのだと思います。是非、いい音楽を聞いたときは、お礼を支払ってほしいと思います。