母の手術が決まりました
昨日無事転院して、手術は来週と決まりました。転院先の病院は、私のよく知っている病院で、整形外科の先生もいい先生がいらっしゃるようです。整形外科の手術で一番大切なことは後のリハビリです。リハビリに通いやすい病院じゃないと、後が大変なのです。そういったことがあって、救急で運ばれた骨折の方は、多くが転院を希望されます。救急隊は平気で遠方から連れてきますが、私たちのほうは、診断しただけになってしまうことが多いです。
それなら、最初から近くの病院に行けばいいのにって思いますよね。救急車に乗せると、受け入れ可能病院を探します。病院側が、今は脳外科オーケー、整形外科は不可などと救急本部に連絡を入れています。それを見て救急車は連絡を入れていきますので、近くから連絡しても、だんだん遠くになってしまうんです。でも、おかしいと思いませんか?歩いていけば、あるいは家族が車いすで連れて行けば、必ず病院は見るんですよ。よっぽど専門外じゃなければ、医者は診療拒否できませんから。医師法で決まっています。
よく救急隊にチクリと言います。指の脱臼だけで運んできたり、腕の打撲だけで運んでくるからです。検査に行かせている間に、歩けるのになぜ運んできたのか聞きます。でも、搬送要請があれば仕方ないと言います。以前指の脱臼の方をレントゲンを撮った直後に、その場で元に戻して確認のレントゲンを撮ったことがあります。最後に、彼は大騒ぎしてすいませんでしたとおっしゃってくれましたが、そのとうりなんです。
どこかの地方都市で、救急車に料金をつけようとしましたが、却下されました。見合わせようということらしいです。日本っていつもそうなんですよね。一度決めたら、変えないんです。民意を変えないと無理だと何度も聞きました。救急車に料金をつける前に、皆が自分で病院へ行けばいいんです。専門がどうかなど後回しでいいのです。病院が対応できないものであれば、ちゃんと対応する病院を探しますよ。電話で問い合わせしてからというのも、どうかと思います。電話では、大したことないと思っても、来てみたらひどい状態もあります。なので、とりあえず病院へ駆け込めばいいんだと思います。
医者は、すべての専門科の勉強をして、国家試験もすべての科を受験します。だから本当は専門なんてないはずなんです。人間の体はつながっていますから、どこかだけ見てそれでオーケーなんてことないからです。専門が必要なのは、特殊技術が必要なもの、特殊検査が必要なもの、特殊機械が必要な手術などでしょう。それは医者側から指示しますから、患者側が決める必要はないんですよ。
国は、開業医にも専門性を求めだしました。単なる内科では認可がもらえないんです。必ず上に何かをつけないと認可してもらえません。私は、外科医ですが、クリニックでは手術は行わないので、内科系の標榜を取りました。別に今日から眼科ですと言っても構わないんですよ。。。いい加減なものですよね。。