医療でのわかりにくい会計
前回の改定で、領収書の内容を詳しく発行するように、変更になりました。そこで出てきたのが、いろんな指導料とか管理料などわからない数字です。今までは見えなかったものが公開されるようになりました。医療費が会計まで行かないといくらかかったのかわからないのも、この管理料などの複雑さがあります。何をすれば算定できて、何を算定したら別の何かの算定ができないとかものすごく複雑です。そのために、医療事務が必要になってきます。CTは、いくらくらいかかりますと説明しても、そこにいろんなものが付加されるため、会計を通してみないとわからないことがいっぱいあります。当クリニックでは、そういった不明瞭な会計を極力なくすために、診察室でなるべく料金がわかるようにしようと試みています。算定できても、煩雑な手間になる加算は極力省いたり、申請を取り消したりしています。厚労省のほうは、たくさんもらおうとすることには何かとうるさいのですが、なるべくもらわないようにすることには、何も言わないからです。こういった試みも初めてのことなので、うまくいくかどうかわかりませんが、少しずつでもはじめてみようと思います。